x-mission

内容はポスターの通り、「世界トップアスリートによる、史上最もガチなアクション!」だ。

主人公がFBI捜査官(見習い)という設定で、犯罪捜査をするという主軸のストーリーがあるのだが、まあほとんど意味は無い。

要はエクストリームスポーツの映像をいかに効果的に見せるかに主眼がおかれている。

※エクストリームスポーツとは

エクストリームスポーツ(extreme sports) は、速さや高さ、危険さや華麗さなどの「過激な(extreme)」要素を持った、離れ業を売りとするスポーツの総称。アクションスポーツ(action sports) とも呼ばれ、Xスポーツ(X sports) と略される事もある。

(wikipediaより)

 

ただこの作品が、スポーツドキュメントではなくアクション映画であるという点において、このストーリーは存在自体が非常に重要である。

まずは予告をご覧頂こう。

本作、この予告以上の内容は、基本的には無い。

 

 

まずこの映画の要素を羅列してみよう。

 

●エクストリームスポーツ

この映画の意義と言って差し支えない。CGは使っていないが、ドローンやヘリ、あらゆるカメラワークを駆使して臨場感を演出している。単純に「スゲェ!」と言わせるパワーがあり、観ている側の筋肉もピクピクと反応する。

 

●友人の死

主人公のトラウマであり、FBIの捜査官になる動機付けに一応なっている。でもまあ一応。死に際の演出はちょっと怖い。

 

●自己実現と贖罪

主人公はFBI捜査官になること、友人の死を償うことをにこの2つを懸けている。だが、驚くほど内容が薄いため筆者の頭にはほとんど詳細が残っていない。

 

●犯罪捜査

潜入捜査。基本操作している感はなし。スポーツして仲間を作ってパーティーしている。

 

●スリル

この映画の第二の意義。エクストリームスポーツがエクストリームである所以は死と隣り合わせであるということ。スポーツのシーンでは興奮と同時に死のスリルが常に漂う。

エクストリームスポーツでの死は印象強い。ちなみにスポーツ以外でも死のシーンがあるが、まあ、あるだけ。

 

●思想

オザキ8(エイト)と呼ばれる8つの試練をクリアすることで自然と調和するというような思想。何かを体得するとか悟りを得るとかではないらしい。やっていることは捕鯨船の進行を阻止しようとするような自然保護団体的活動であると、作中で少し触れられている。オザキ8をエクストリームスポーツに置き換える熱さや見事さと比べると、思想においては驚くほど軽薄。

 

●悟り

エクストリームスポーツを通して得られる恐怖を克服する気持ち。恐怖は体を強張らせて、それはイコールで死を意味する。劇中でも死を恐れた者は皆死ぬ。

 

●信頼関係

エクストリームスポーツは複数人で行うことが多く、仲間を信頼しなくてはできないことも多い。劇中でのプレーヤー達は友情関係よりも先に信頼関係を重視しているように感じた。

 

●友情関係

殴り合いやスポーツ、死線をともにすることで作られる。映画としては普通の話。

 

●恋愛関係

最初から仕組まれているように恋愛していくが、現実でもそんな部分はあると感じる。

 

●肉体関係

主人公が潜入捜査をしながらパーティーを通して恋愛関係→肉体関係に発展する。それをベテラン捜査官に写真を突きつけられて咎められるシーンは爆笑。

 

●アクション(スポーツ以外)

銃撃戦があるが、演出は普通。エクストリームスポーツの描写が強烈なので印象には残らない。

 

 

総評

エクストリームスポーツの凄さをより効果的に見せるための映画。

ストーリーや展開に癖がないのも目的に合致していると思う。

細かい内容は無視して、エクストリームスポーツをよりポップに、より印象的に見せている点を評価したい。

観るなら絶対映画館の一作。

 

評価★★★☆☆

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