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○月○日に地震が起きる――

昨今、特に熊本の地震が起きてからというもの、そんな予言がネット上やSNS内で飛び交っている。

そのような話題を目にし、被災者に対して不謹慎だと不愉快な思いをされる方も多いことだと思うが、今回の記事は「予言」そのもののメカニズムについて書くつもりなので、事前にご了承頂ければ幸いである。

さて、ヨゲンと言えば、同音の言葉として「預言」というものがあるが、周知の通り、こちらは自己の思惑に拠らず、啓示された神の意思を伝達、あるいは解釈する行為であり、これから述べる予言は、どちらかと言えば発信元が分からない「電波」的な直感による未来予測だと考えて頂くのが妥当であろう。

では、予言の発信元とはどこなのだろうか?

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予言の発信元としてよく上げられるのが俗に言う「アカシック・レコード」だ。

アカシック・レコードとは、元始からのすべての事象、想念、感情が記録されているという世界記憶の概念であるが、その言葉の発祥は意外にも新しい。

この用語を始めて用いたのは、神智学協会のブラヴァツキー、もしくは同協会のルドルフ・シュタイナーだとされている。ブラヴァツキーらが参考にした概念は、サンスクリット語の「アーカーシャ」であり、単なる「虚空」「空間」「天空」の要素を指す。従って、本来ならその語自体には、あらゆる情報を含めオカルト的な意味合いなどは含まれていないのだ。

☆クルアーンの原典と、聖書のハデス

アカシック・レコードと似たものとして、筆者が注目したのがクルアーンの原典の在り処だ。

クルアーン852223によると、

「いやこれは、いとも尊きクルアーン。その(原典)は、保管された書板に」

とあり、注釈によればクルアーンの原典たる書板は天上の彼方に保管され、天地の秘事や所業のすべてが記録されているという。

さらにそこ(天上)から、7層の天の最も下にある「貴い館(ベイト・イッザ)」と呼ぶ場所へ(書板を)運び入れた、とも。

あらゆる記録が記されているという概念は、アカシック・レコードに酷似している。

そしてもうひとつ。

多くの情報(魂)の集まる場所として、聖書の「ハデス」がある。

ハデスとは、時に地獄と訳されるが、筆者の知人のクリスチャンによると、人間が死んだのち、復活の日まで魂を「保管」しておく場所という感覚なのだそうだ。

人間が誕生して以来、人生を終えた多くの人間の魂が保管されている場所となると、そこには膨大な情報が含まれているだろう。

しかしそうなると、ハデスにはあくまで過去の記憶しかないことになるので、予言の発信元のリストからは外れてしまう。そうなると、アカシック・レコード的な概念に近しいのは、やはりクルアーンの原典のほうだろう。

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☆貴い館(ベイト・イッザ)はどこにある?

7層の天の最も下にある「貴い館(ベイト・イッザ)」とは、一体どこにあるのだろう。

筆者が考えるに、「天の最も下」という言葉が意味するのは、「地に最も近い場所」と同意語ではないだろうか?

視点を天(宇宙)に向けてみた時、地(地球)に最も近いところにある天体とは・・・。

そう、月である!

日本人なら、念頭に浮かぶのではないだろうか?月からやって来て、その賢い頭脳を以って帝たちへ難題を提示し、最後に惜しまれながら月に舞い戻った美しい女性、かぐや姫を。

かぐや姫は月に帰る前、お世話になった老夫婦に「不死の薬」を残したとされているが、もしかしたらその薬は、月から得た「未来の知識」によって作られたものではなかったのだろうか?

月が予言の発信元だとしたら、その情報は月を捉えている地球の引力に乗ってやってくるのかもしれない。

読者諸氏も、星が奇麗に見える夜に月を仰ぎ見て精神を集中させ、未来のインスピレーションを受信してみてはいかがだろうか?

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