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↑2015年10月18日のNews Hourより

異次元の扉が開こうとしている・・・。

「ああ、もうじきハロウィンだからね。アレでしょ?オバケが人間界にやって来るってヤツ」

・・・いいえ、違います!(笑)

上記にもリンクしたNews Hourによると、

大型ハドロン衝突型加速器で実験を行う科学者たちは、数日内に、パラレル・ユニヴァースとコンタクトすることに期待を寄せている

というのだ!!

つまりどういうことかというと・・・。

以下転載

スイス・ジュネーブの CERN センターにある驚くほど複雑な「アトム粉砕機」 LHC が、これまでで最も高いエネルギーレベルまで発射される。

その目的は、ミニチュア・ブラックホールを造り出して検出することにある。

もし、これが成功した場合は、完全に新しい宇宙が明らかにされ、物理学の本だけではなく、哲学書まで書き換えられることになるかもしれない。

LHC の科学者たちは、私たちの宇宙の重力が、パラレル・ユニヴァースへと「漏れていく」こともあり得ると話す。

そしてまた、今回のこの実験は、LHC に批判的な人々を煽ることになることは間違いないだろう。彼らは、高エネルギー粒子の衝突型加速器は、ブラックホールを造り出すことで、この世を終わらせてしまうというタイプの警告を繰り返してきた。

しかし、これまでのところは、LHC のあるジュネーブは消滅してはおらず、地平線の中に快適な光景を残している。

実際、LHCは見事に成功を収めているように見える。LHC の科学者たちは、とらえどころのない「神の粒子」と呼ばれるヒッグス粒子の存在を証明した。

それは、宇宙の主要なビルディング・ブロックだ。

そして、以前には理論的に検出不可能だった、現在の宇宙の物質の大部分を占めると考えられている「ダーク・マター」(暗黒物質)と呼ばれる存在の探査も、現在進められている。

しかし、来週(10月26日からの週)行われる実験は、今までのものとはまったく違うもの、すなわち「ゲームチェンジャー」であると考えられている。

実験にあたるうちの3名の強力な物理学チームの1人、ミール・ファイザル( Mir Faizal )は、以下のように述べる。

「並列している紙のシートのような2次元オブジェクト[幅と長さ]は、3次元[高さ]の中に存在することができますが、パラレル・ユニヴァースもまた、さらに高い次元に存在し得るのです」

「私たちは、この宇宙の重力が特別な次元に流出していくことを予測しており、そして、LHC で、小型のブラックホールを創ることができると見ています」

「通常、人々が多元的宇宙を考えるときは、量子力学の多世界解釈を考えます。量子力学の解釈は、可能性がどこにでも顕在します。しかし、これはテストすることができませんので、それは科学ではなく、哲学なのです」

「私たちは、パラレル・ユニヴァースの意味を示しているのではありません。私たちが意味しているのは、余剰な次元の中にあるリアルな宇宙のことです」

「私たちの宇宙から余剰次元に重力が流出する可能性が想定できるのですが、このようなモデルは、LHC でのミニ・ブラックホールの検出により、テストすることができるのです」

「私たちは『重力の虹 ( gravity’s rainbow )』と呼ばれる、新しい科学理論の下で、これらのミニ・ブラックホールを検出することが期待できるエネルギーを計算しました」

「もし、このエネルギーでミニブラックホールを検出した場合、私たちは、『重力の虹』理論と、余剰次元が正しいことを知ることになるでしょう」

LHCが発射された場合のエネルギーは、テラ電子ボルト( TeV )という単位で測定される。TeV は1,000,000,000,000、または 1京(けい)電子ボルトに相当する。

これまで、LHC は 5.3 TeV 以下のエネルギーレベルにおいて、ミニ・ブラックホールを探していた。

しかし、最近の研究では、このエネルギーでは、ミニ・ブラックホールを造り出すには低すぎるということがわかった。

予測モデルは、ブラックホールは、6次元において、少なくとも 9.5 TeV のエネルギーレベルでつくられ、10次元では 11.9 TeV のエネルギーレベルでつくられるとした。

え~とつまり、大型ハドロン衝突型加速器(LHC)でミニチュアブラックホールを創り出せば、パラレル世界への扉が開くかもしれない!!

・・・ってことでOKでしょうか?

文系の筆者には詳しいことが良く分かりませんが、地球上の理論でそんなことが可能なのでしょうか。

文中には「私たちは『重力の虹 ( gravity’s rainbow )』と呼ばれる、新しい科学理論の下で、これらのミニ・ブラックホールを検出することが期待できるエネルギーを計算しました」とあります。

はて、聞いたことありませんね。

色々と調べたところ、重力の虹とは、量子化された重力理論から生まれる新しい概念なのだとか。

論文はこちらから。

難解な理論の内容はさておき、筆者が注目したのはその名前。

「重力の虹」とはまた、意味深なネーミングだと思いませんか?

カガクの世界におけるネーミングには、様々な意味が込められていたりするものです。

例えば、アメリカで1994年1月に打ち上げられた月探査機「クレメンタイン」。

この「クレメンタイン」という名は、1884年に作られたアメリカの民謡「愛しのクレメンタイン」から付けられています。

その歌の歌詞とは、以下のとおり。

Oh my darling, oh my darling,
oh my darling, Clementine.
You are lost and gone forever,
dreadful sorry, Clementine.

いとしのクレメンタイン
お前とは二度と会えない
とても悲しいよ クレメンタイン

歌詞の中の娘クレメンタインが「二度と会えなく」なったように、月探査機クレメンタインもまた、月の探査が終われば“lost and gone forever”、つまり地球に戻ってくることはなく、永遠に宇宙空間をさまようことになるのです。

クレメンタインの名には、永久の別れの意味が込められていたのですね。

 

さて、話を戻しまして、「重力の虹」には一体どのような意味が込められているのでしょう?

「重力の虹」という言葉を検索したところ、ある1冊の本に行き当たりました。

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その本とは、アメリカの小説家トマス・ピンチョンによって書かれた、同タイトルの本「重力の虹」

その難解なストーリーから、アメリカの学生が「読んでないけど読んだことがあるフリをしている本」の代名詞として挙げる作品なのだとか。

そんな難解な作品を創り出すトマス・ピンチョンとは、いかなる人物なのか。

彼を調べてみたところ、とても興味深い事実を発見しました。

トマス・ピンチョンは1990年代以降定期的にノーベル文学賞候補に挙げられているとされる天才でありながらも、本人が表舞台に出ることはなく、彼の現在の写真は一切公表されていないのだとか。

加えて、謎多き彼のエピソードに拍車をかけるのが、1980年代にアメリカの北カリフォルニア、メンドシーノ郡を中心に巻き起こった「ワンダ・ティナスキー事件」です。

この事件の詳細は、AVAというメンドシーノ郡のローカル新聞社宛てに、ワンダ・ティナスキーという自称ホームレスの女性から手紙が届いたことに始まります。

彼女はとても文才に長け、当時の政治やポップカルチャーについて痛快な批判を繰り広げました。

彼女はのちにトマス・ピンチョンと同一人物ではないか?という噂が立つ一方で、1988年に妻を殴り殺し、崖から飛び降りて自殺した詩人トム・ホーキンズではないか?という説も浮上します。

この「同一人物説」は加熱し、更にウィリアム・ギャディスジャック・グリーンという名前も加わり、

トマス・ピンチョン=ワンダ・ティナスキー=トム・ホーキンズ=ウィリアム・ギャディス=ジャック・グリーン説

という、収集がつかない事態になってゆきました。

これはカガク的に言えば「多次元同時存在説」とでも言いましょうか・・・。

まるでトマス・ピンチョンという謎の作家が、パラレル世界を自在に行き来しているような錯覚を覚えます。

もしかしたら「重力の虹理論」とは、パラレル作家トマス・ピンチョンをヒントにして付けられたのではないだろうか・・・。

そんな空想が沸き、ワクワクがとまらない筆者でありました(笑)

大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の実験については、こちらのサイト様を参考にさせて頂きました。

In Deep 

「ブラックホールを創り、パラレル・ユニヴァースとコンタクトする目的」のためのCERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の過去最大のエネルギーによる稼働は継続中。結果はどちらに転ぶ?

興味深い記事が多いサイトさんです。

みなさまも是非、覗いてみてください♪

それでは、パラレル世界との接触を期待しつつ、本日はこの辺で・・・^^

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