すぐに絵が上手くなる、たったひとつの冴えたやりかた
ついに、
絵が「短期間」で「簡単」で「劇的」に上手くなる方法を、
見つけました。
絵が上手くなりたい。
もっと自由に上手な絵を描ければ、きっと楽しいのに。
僕は、あらゆる教材を買ったり、色んな方法を試したりしました。
それでも、自分の絵のスキル(技術)に対する劣等感は消えませんでした。
「上手く描けていない」
これに悩まされ続けたのです。
しかし安心してください。
これからは、そんな悩み、劣等感、無力感は全て無くなります。
才能、センス、経験を問わず、誰もが絵が上手くなる方法です。
効果としては、
①「苦手な絵が一切なくなる」 (足、ビル、自然物、おじさん、あらゆるものがスラスラ描ける様になる)
②「絵のインスピレーションが自然と沸いてくる」
③「自分にしか描けないオリジナリティーのある絵柄が見つかる」
そんな夢のような方法です。
絵の上達法として、よく一般的に言われている
『よく観察する』
『ひたすらデッサン、クロッキーの量をこなす』
『パーツに分解して考える』
『立体で考える』
『骨格・骨組みから考える』
『対象を好きになる (丸いものは「丸い丸い」と思いながら描く)』
実は、これらすべて「遠回り」であると言ったら、驚くでしょうか?
でも、もしこれらの方法を試していて、いまいち絵が上手くなっている実感がないという方は、違うアプローチを試してみても、損はないはずです。
※今回は『線画』のみにスポットを当てた話となります。
■絵の上達を妨げているもの
そもそも、絵の上達を妨げているものはなんでしょう?
それは『主観』です。
人の目は、良くも悪くも自分の見たいものを見たいようにしか見てません。
かわいい年頃の女の子は目に入るけど、汚いおっさんは目に入らない。
歪んだレンズ越しに世界を見ています。
同じモデルをスケッチしてそれぞれ絵が違うのも、みんな別の主観というレンズを通して見ているからです。
つまり、
「モノを見る」→「頭の中に保管」→「それを絵で再現」、
という手順でやっているかぎり、どうやっても歪んだ絵にもなります。
いくらよく観察しても、立体や骨格で考えても、量をこなしても、歪んだレンズ越しにモノを見ているため、いつも通りの描いている絵になります。
思い当たる節がないでしょうか?
30秒ドローイングという、絵の特訓方法があります。
http://www.posemaniacs.com/blog/thirtysecond
色んなポーズの人体モデルを、30秒でどんどんデッサンしていく、という特訓法。
聞く分には、ものすごく絵が上達しそうな気がしますが、実は「すごく絵が上手くなった」という話を聞いた事がありません。
『30秒ドローイング ビフォーアフター』という単語で検索してみたのですが、不思議なことに、そこまで上手くなっている人は見当たりません。
上手い人は最初から上手いし、そうでない人はそうでないまま。
僕自身もやっていた時期がありますが、そこまで上手くなっていっている感覚があまりない。
何故か?
それは、「主観」という歪んだレンズを通して、人体モデルを見て描いているため、いくら多くのデッサン量をこなしても、あまり効果がないのです。
では、絵が上手い人は、どのようにモノを見ているのでしょうか?
■絵が上手い人のモノの見方
実は絵が上手い人は、モノをよく観察しているわけでも、立体や骨格をイメージしているわけでも、対象をとことん好きになろうとしているわけでも、ありません。
見たモノを「絵の線に変換する方法」を知っている。
ただそれだけです。
では彼らのように、上手くなるにはどうすればいいのでしょうか?
それは、彼らが描いた絵の線を
「ただ、なぞる」
それだけです。
■「トレース」が一番効果的
トレースとは、下に電気を当てて、紙を透かし、見本の絵や写真を、その上の紙でなぞる、という方法です。
『スピードラーニング』という英語を学ぶ方法があります。
それは、ただ英会話を聞くだけ。
文法の勉強も、発音の勉強もせずに、会話をただ聞くだけで、耳が肥えて英語が使えるようになるのです。
それと同じ理論で、ただ上手い人の線をなぞるだけ。
深い意味は考える必要はありません。
上手い人の絵の線は、すでに立体を捕らえて描かれているので、その線をなぞるだけで、自分の脳に刻み込まれていきます。
「足の親指ってこういうラインでかけば、それっぽく見えるのかぁ」
「おじいちゃんってここに皺とたるみがあるのかぁ」
今まで引いたことのない線が、出てきます。
「長く滑らかな線」
「錆や汚しを表現する細かい点のような線」
「服の皺の線」
などなど、挙げたらキリがありません。
白くて自由な空間なはずなのに、自分が今まで、「いかに決まりきった線の道しか通ってこなかったか」、思い知らされます。
嬉しい悲鳴です。
上手い人が描いたその線を引こうと、ペンを動かすと、自然と脳と体が覚えます。
それを繰り返していると、いつのまにか、当たり前にそれらの線が引けるようになります。
モノを見たときに、「絵の線に変換する方法」が分かるようになります。
さて、30秒ドローイングの話に戻りますが、どうすればもっと上達したのでしょう。
それは、「人体モデルを印刷して、トレース」すれば良かったのです。
『自分の目で見て、50体デッサンをやる』のと、
『50体の人体モデルを、ただトレースする』
はたして、どちらの方が絵が上達しているでしょうか?
ぜひ時間があるときに、実際にやって確かめてみて下さい。
■好きな絵をトレースしてみよう
用意するもの:好きな画集、トレース台、紙、ペン、テープ。
①絵を印刷
②白紙と見本の2枚の紙を重ねて、テープで固定。
③線をトレースする。
以上。
紙も安いコピー用紙で十分。
トレース台があれば、お金が掛からず、すぐに始められますね。
試してみると最初のうちは、いつもと違う絵を描いていて、変な感じがするとは思いますが、きっと3枚目ぐらいから、徐々に覚醒しはじめます。
画集でなくても、漫画でも大丈夫です。
ポイントとしては、
・最初はとりあえず好きな作家の絵をトレース。
・線におこせる絵(線画)を選ぶ。( 塗りだけの絵や写真はNG )
・消しゴムを使わず、ミリペンやボールペンなど、ペンで一発描き。
・定規は使わない。
・力を抜いてゆっくりなぞる。
・律儀に1ページ目からやらずに、簡単にできそうなページからやる。
・気を負いすぎない。(「やらなきゃいけない」というノルマにしない)
・ズレてもあまり気にしない。
肩の力を抜いて、気楽にやりましょう。
集中力が完全に切れたり眠くなったら、無理はせずにやめる。
別にすごく集中してやらなくても、音楽や動画などを流しながら、
やっていただいて結構です。
それだけでも、十分に効果はあります。
■変化
さて、
トレースによって、今まで苦手としていた絵の描き方が分かるようになります。
年頃の女の子や男の子のバストアップしか描いてこなかった人も、どんどん色んな絵が描けるようになってきます。
子供、おじいちゃん、足、ビル、木、メカ、などなど。
もちろん、女の子はより可愛くかけるようになっていきます。
すぐに苦手を克服したいのであれば、
その絵ばかりをトレースすればよいのです。
たとえばハイヒールが描けるようになりたければ、ハイヒールの色んな角度の絵を集めて、ひたすらトレースする。
1日で苦手が克服できます。
ただし結構大変なので、おすすめはしませんが。
気付いたら自然と描けるようになっている、というのが理想です。
そうしているうちに、ある時から、街中で見かけたモノに対して、
「あ、これ描ける」
という直感を感じるモノが増えてきます。
そう感じたものは、実際に描けます。
描けるものが増えるので、それらが脳内でリンクして、自然とインスピレーションが浮かぶようになり始めます。
たとえば、電車に乗ってみると、
「電車の中をクラゲが漂っている」
「お菓子でできた電車」
「全員寝ている電車」
などなど。
文字よりも先に、絵のイメージがふわぁ~っと浮かぶようになってきます。
そうなってくると、しめたものです。
これぐらいの段階で、立体やパーツや骨格で考えて描く、という理論の本を読むと、すっと頭に入ってきます。
見たものを参考にしつつも、わざと形を誇張して、魅力的なシルエットの絵を描くことも可能になってきます。
■オリジナリティーのある絵柄
一人の作家の絵だけを、トレースしていれば、その作家さんの絵柄になります。
なので、ある程度描いたら、別の作家さんの絵をトレースしましょう。
3人ぐらいは好きな絵柄の人がいるはずです。
たとえば、「鳥山明」と「楳図かずお」と「萩尾望都」を混ぜた絵、と言われて、どんな絵が想像できるでしょうか?
おそらく誰も想像できないでしょう。
自分が好きな絵を、自分の脳内で混ぜるのです。
2人ぐらいだと、まだ見たことがある絵になりますが、3人ぐらいを混ぜると、自分すら想像できない、誰も見たことがない絵ができあがります。
絵の具の「赤」と「青」を足せば、「紫」という風に想像できますが、それにさらに「黄色」を足すと、どういう色になるでしょう。
想像できません。
それぞれ何対何で足すかによっても、色合いが変わっていきます。
「浮世絵」や「ゴシック調」や「スチームパンク」など、絵のジャンルを混ぜても面白いです。
その混ぜる絵の3つが、遠ければ遠いほど、独特な絵になります。
組み合わせパターンは無限です。
実は世で言われている「個性的な絵柄」の人たちは、みな、脳内で似たようなことを自然とやっているのです。
好きな絵柄を混ぜた絵ですから、もちろん自分が好きな絵になります。
イメージしてください。
自分の尊敬する作家3人が、自分のバックについていることを。
心強いですね。
人からは「個性的」「オリジナリティーがある」「独特」と言われて、
自分でも、自分が描いた絵が好きに思えるのです。
近い将来獲得する、『自分だけの絵柄』があなたを待っています。
もうすぐ手に入ります。
■上手い人のおすすめ
僕が超個人的に絵の基礎がしっかりしていて、
かつ絵が上手いと思っている人を挙げてみます。
メビウス(ジャン・ジロー)、鳥山明、大友克弘、などなど。
僕は最近、kim jung gi という韓国の人の絵を模写しています。
かなり刺激を受けている最中です。
世の中にはいっぱい絵が上手い人がいますので、
色々物色して、見ましょう。
■最後に
え?
そんなことをいっているお前はどんだけ絵が上手いのかって?
この方法が効果的だと気付いたのは、つい最近なのです。
これから実力がぐんぐん伸びるので、僕の画力など気にしないで下さいまし。
楽しそう
絵が描きたい
けど
下手くそ
写真なら
結局絵葉書写真から
抜け出せない
諦めて、、、
スピードラーニング
効果ないと言ってる人は
信用出来ず聴き込みが足りない人です
自身アメリカに7年
アパレルバイヤー、美容師、車の輸出の経験
TOEICスコア800でスピードラーニング
は絶大に効果あると思います
私の実力など気にしないで下さい
爆笑しました!
今日からトレース始めます!
出会えて感謝です!
ありがとう‼️
私の実力など気にしないで下さいで笑いました。
トレスは手間かかるけど、完成品は綺麗だからモチベーションになるし悪くはない。
私は体で覚えるのではなく頭で考えて描くようにしているが、慣れないうちはトレスの方が楽しいのかも知れない。特にメカや建造といった、素材の硬い対象を描くときに使えそう。パーツの種類やよく使われるシルエットを盗めるので。
だが、ドレスだけでは絶対に詰まるので、伸び悩んだら臨機応変にやり方を変えたほうが良いと思います。