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みなさん、近頃すっかり春めいてきましたね。

ポカポカ陽気に、つい鼻歌が混じるズミィです。

ところで、「歌」という言葉には様々な意味合いがありまして、俳句や和歌も「歌」と表現されますね。

俳句といえば松尾芭蕉。

芭蕉さんといえば、ギャグマンガ日和・・・

おっと失敬、少々脱線しました(笑)

ええとですね、ズミィは最近、漢詩に興味があるのですよ。

図書館で漢詩の本を借り、パラパラとめくっていると、なかなかグッとくる作品があったりします。

そこで本日は、ズミィがグッときた漢詩を紹介します!

では、早速いきますよ~☆

白日

白日放歌して須らく酒を縦(ほしいまま)にすべし(杜甫)

(大意)昼日中から大声で歌い、酒を思う存分飲もう!

昼間っから、いいご身分です・・・。

酔後

酔後 方(まさ)に楽しみを知る 弥(いよ)いよ未だ酔わざる時に勝る 容(すがた)を動かせば 皆是れ舞にして 語(ことば)を出だせば 総て詩となる(張説)

(大意) 酔っぱらって初めて酒の楽しみがわかった。酔わない時よりずっといいと思う。体を動かせばそのままで踊りとなり、言葉を発すればすべて詩になる。

できあがってきました・・・。

我酔

我酔うて眠らんと欲す 卿(きみ)且(しばら)く去れ 意有らば琴を抱いて来(きた)れ (李白)

(大意) 私は酔っぱらって眠くなってしまった。君にはとりあえず帰って欲しい。明日の朝その気があったら、琴を持って訪ねて来てくれ。

友人を追っ払った挙句、朝の目覚ましまで頼むとは、どれだけ図々しいんですか。

此翁

此の翁 白頭 真に憐れむ可(べ)し 伊(こ)れ昔 紅顔の美少年(劉廷芝)

(大意)このお年よりは白髪頭で本当にかわいそうだが、昔は紅顔の美少年だった。

ああ、酔いに任せてそんなこと言っちゃって・・・。

右軍

右軍は本(も)と清真 瀟洒として風塵に在り 山陰に羽客に遇う 此の鵞を好んで賓を愛す 素を掃って道経を写せば 筆精 妙神に入る 書し終って鵞を籠にして去る 何ぞ曽(かつ)て主人に別れん(李白)

(大意)王義之は、汚れのない真実の人間性を持ち、汚れた俗世にあってもさわやかな人だ。彼は山陰で道士に会い、道士はこのガチョウが好きな客人・王義之を愛した。彼はガチョウの代金代わりにさらさらと道経を書き写したが、その筆跡のすばらしさは神の領域に踏み込んだものだった。書き終わると、ガチョウを籠に入れてスタスタと去っていった。道士に別れを告げることなど、彼の眼中にはなかったのだ。

大丈夫ですか!?どれだけガチョウが好きなんですか!!?

酔酒興

酒を酌んで君に与う 君自らゆるうせよ 人情の翻覆 波瀾に似たり 白首の相知も猶お剣を按じ 朱門の先達は弾冠を笑う 草色は全く細雨を経てうるおい 花枝は動かんとして春風寒し 世事浮雲 何ぞ問うに足らん 如かず 高臥して且つ餐を加えんには(王維)

(大意)酒を注いで君に勧める。飲んで気持ちをゆったりさせてくれ。世間の人情は変転きわまりなく、定まることのない波のようなものだ。白髪頭になるまで付き合った仲でも、剣のつかを握ってにらみ合う有様だし、朱塗の門の家に住むような出世した先輩たちは、冠の塵を払って仕官を待つ友人をあざ笑う。雑草はそぼ降る春雨にうるおっているけれども、花がつぼみを開くには、まだ春風は冷たい。世の中のことは浮雲のようにはかないものだ。問題にするほどのこともない。それより悠々自適に暮らし、しっかり食べて体を大事にしてくれ。

酒盛りも、何とか丸く収まったようで・・・(笑)

(注)上記の漢詩中には、変換できずに現在の漢字に置き換えた字もございます。


 

さてさて、漢詩の世界はいかがだったでしょうか?

漢詩の中には春を歌ったものも多く、昔の人たちがどれだけ春を愛でていたかが伝わってきてステキです。

ズミィも一杯あおりながら、春の花と朧月を愛でようと思います。

みなさんも、よい春をお過ごしくださいね!!

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